事故や大雨で車のドアが開かなくなった時、これを車に置いておくだけで車から脱出できるアイテムを紹介します。
大雨や事故で車のドアが開かなくなることは
自分には関係ないと思っているかもしれませんか?
ここ数年、ゲリラ豪雨や線状降水帯の発生、大雨など自然災害のニュースをよく聞くようになってきていませんか?
ちなみに、交通救助件数は13,160件も発生しています。(令和元年)
もし、車に閉じ込められた時、シートベルトをスパッと切って車の窓ガラスを割って脱出しないと大変なことになるかも
車に閉じ込められてしまった時のために、乗せておくことをおススメします。
車のドアが開かなくなるのはどんな時?
車のドアが開かなくなる時と言えば
- 交通事故で車がたおれたり、変形して開かなくなる
- 大雨で車が水没してしまい開かなくなる
といったケースが多いのではないでしょうか。
最近は、100年に一度と言われるような大雨が毎年のように降ったり
線状降水帯が発生して短時間でとんでもない量の雨が降ることが多くなってきました
もし、ドアが開かなくなってしまったら窓ガラスから脱出するしかありません
窓ガラスが開かなくなってしまったら割るしかありません
一般的なセダンタイプの乗用車だと、水の高さが道路から60cm程度まで来るとドアを開けることが困難になってくるという実験結果が出ています。
60cmというと、だいたい大人の太ももあたり
大雨で道路に想像以上に水が溜まっていて、車が進まなくなった。
慌てているうちに、水がどんどん増えてきて、ドアが開けられなくなって、閉じ込められてしまう。
といったことが起こるかもしれません。
ドアが開けられなくなる理由
なぜドアが開けられなくなるのかというと、車の周りが水で囲まれてしまうと、外からドアに水の圧力がかかってしまい、大人でも開けられなくなってしまうのです。
ドアを開ける方法
ドアが開けられなくなる理由は、ドアに水の圧力がかかっているから
ドアを開けられるようにするには、どうすればいいのか。
それは、窓ガラスを割って車の中に水を入れる。
車内に水が入ることで、ドアにかかっていた水の圧力がなくなり、開くようになります。
窓ガラスを割るのは割った窓から脱出するためだけでなく、車の中に水を入れることでドアを開けられるようにするためです。
ただ、窓ガラスを割って車の中に水が入るくらいの水の高さだとかなりの水の量なので、けっしてパニックにならず落ち着いて行動するようにしてください。
脱出のための防災アイテム
そんな時のアイテムがレスキューハンマー
レスキューハンマーには、「車内備えつけのもの」と、「持ち運びの出来る携帯用のもの」と2つのタイプがあります。
車内に備えつけておくタイプ
常に車内に置いておくことが出来るこのタイプは、必要な時に手の届く場所に設置しておくことで万が一の時に素早く脱出できます。
シートベルトカッターも付いているので、万が一シートベルトが外れない状況でもサクサクっと切ることで対処できます。
持ち運び出来るキーホルダータイプ
持ち運びができるキーホルダータイプの良い点は、常に持ち運ぶことできること。
万が一閉じ込められてしまったとき、その車に脱出用の道具がなくても対応する事ができます。
ただ、バックの中に入れていたりすると取り出す時に時間がかかったり、手の届かないところにバックを置いてしまったら、使う事が出来ない等の危険があるので注意が必要です。
防災グッズで大切なこと
防災グッズを備えるうえで大切なことはいくつかありますが、その中で一番大切なことは、使うべき時に使うべきところにあること。です。
たとえば、消火器を備えていても、火が出たときに近くになければ使えず、火が消せませんよね。
それと同じように、万が一車内に閉じ込められた時に手が届くところになければ使うことが出来ず、せっかく備えていても使えないのであれば意味がありません。
備えるということは、その防災グッズを使う場面で使う場所にあるということです。
割れないガラスもある
車のガラスには、割れるガラスと割れないガラスがあるのをご存知ですか?
割る事のできるガラスは窓ガラス(サイドガラス)と後ろのリアガラスです。
割る事のできなガラスはフロントガラスです。フロントガラスは合わせガラスになっていてとガラスとガラスの間にフィルムが入っていて割ることが出来ません。
フロントガラスから脱出するためには、割るというよりもノコギリでギコギコと切るんだそうです。
割るならここを狙う!
割ることのできる、サイドガラスとリアガラスですが、割る場所はどんなところがいいのでしょうか。
割るポイントは、ガラスの隅を狙うこと!
隅を狙うことで、ガラス割った時の破片で怪我をする事を防ぎやすく成ります。
ガラスを割る時は空いている手などで顔を守りましょう。
車のガラスを割るとなると力いっぱい割らなければと思う方もいるかもしれませんが、今回紹介したハンマーやポンチを使うとコツンとした位で割ることが出来ちゃいます。
一番避けたいのはガラスの真ん中。
真ん中で割ってしまうと、ハンマータイプだとそのまま振り切ってしまい、手をケガしてしまったり、ポンチタイプだと割ったガラスで手をケガしてしまいます。
後悔しないために
今回の記事では、交通事故や水没した車内から脱出するための防災アイテムを紹介しました。
自分は大丈夫!と思っていても、いつどんな事が起こるかも分かりません。
事前にしっかりと備えておくことが、大切です。
買ってそのまま使わなかった。と言えれば、あなたの勝ちです。
車に閉じ込められてしまった時、なんで買っておかなかったんだと後悔しないようにしっかりと備えておくことをオススメします。
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