結びやすくて解きやすい【もやい結び】は便利ですが、結び方や使い方を間違えると思わぬ事故につながるかもしれません。
この記事では、アウトドアやキャンプで以外にも使える「もやい結び」結び方と注意点を紹介します!
もやい結び(ブーリン)はロープワークの基本
もやい結びは、ロープの片方に輪を作る結び方で、特徴はロープを引っ張っても作った輪が締まらない事です。
なので、もやい結びを作って反対側のロープを引っ張った時に輪が締まってしまったらそれは、もやい結びではありません。
もやい結びはさまざまシーンで活用出来ますが、間違えた結索はとてもキケンなので正しい結び方を習得しましょう。
この記事ではザイルを使っていますが、ザイルは結びが締まりにくく、結索部が緩む場合があります。
ザイルの時の端末処理は、ダブルオーバーハンドノットかリトレースがおすすめです。
もやい結びを使う時はどんな場面?
- キャンプでタープやテントを設定するときの固定方法
- バケツの持ち手に結んでロープ付きバケツとして水汲みをする
- 高いところで作業するときの自己確保として(ただ、高所作業(高さ2m以上)をする際は、ヘルメットと墜落制止用器具の着用をおすすめします)
- 水害等で助けを待つ間、流されないようにする。
もやい結びの結び方とコツ
もやい結びの方法はいくつか方法がありますが、今回は基本の結び方を紹介します。
基本の結び方が一番簡単な方法なので、基本を覚えてしまえばなんてことはありません。
結びを締めるときに輪の大きさを調整出来ますが、輪の大きさを決めて結びを締めるときに大切なのは次の2つです。
- ロープの持つ位置
- ロープを引く方向
上の写真のように締めることでもやいの輪が小さくなってしまうことを防ぐことが出来ます。
もやい結びのほどき方
もやい結びはとても簡単に出来る結びですが、締まりすぎるほどきにくくなる場合があります。
どこが締まって固くなってしまうかというとここです。
もやい結びのほどき方のポイント
結びが固くなってほどきにくくなってしまったら、まずは半結びをときましょう
次に下の写真のように赤丸と黄色丸のところ持って矢印の方向に寄せてみてると固まった結びが緩んでときやすくなります。
もやい結びで注意すること
もやい結びを作るときに気を付けなければならないことはたくさんあります。
結びやすくほどきやすいもやい結びですが、ロープが痛んでいたりすると強度が落ちて引っ張ったときにロープが破断してしまったり、間違えた結び方をしてしまうと思わぬケガや事故につながります。また、結ぶ場所も力が加わっても大丈夫か?使い方は間違えていないか?など、使うロープ、結び方、結ぶ場所、使い方を必ず確認するようにしましょう。
- 使うロープは痛んでいないか
- 結び方は間違えていないか
- 結ぶ場所は力が加わっても大丈夫か
- 使い方は間違えていないか
もやい結びのほかにもさまざまなロープの結び方を紹介しています。結び方を組み合わせるとキャンプや日常生活のほかにも災害時など色々なことに対応できるようになるのでぜひ読んでみてください。
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