- プルージック結びを覚えたい
- プルージックコードの使い方を覚えたい
今回紹介するのは、プルージック結びとプルージックコードの使い方です。
プルージック結びはキャンプや登山のほかにも消防士が災害現場で使うことのあるロープワークです。
プルージック結びの使い方
プルージック結びは、重さ(荷重)がかかると締まって、かかっている重さ(荷重)が無くなると緩んで動かすことができる結びです。
太いロープの途中に別のロープを結んだり、落下しないようにブレーキをかけたりしたい時に使うことが多いですね。
キャンプだと、ガイロープにランタンをかけたり、リッジラインにタープを固定したりとロープに輪っかを取り付けて色々とひっかけることが出来るようにします
登山だと懸垂線のバックアップに使ったり、アッセンダーの代わりに使ったりできます。
消防などが災害現場で使う方法だと、消防用ホースの落下防止に使ったり、懸垂線や渡過線の二次支点のほかにロープレスキューで使う事が多いです。
プルージックの結び方
プルージックの結び方は3つ
- プルージックコードで作る方法
- ロープの端末で作る方法
- ロープを折り返して作る方法
キャンプだと登山で使うようなプルージックコードの様に一本のロープを結んで輪っか状にしてから使う事が多いです。
消防は、ロープの端末や折り返して使う事が多いようです。
そして、キャンプでものをかけることに使うくらいなら、2mmのもので十分です。
このロープは反射材が入っているので、夜間でもヘッドライトの光が反射するので視認性が高くなっていて、40mもあるのでたっぷり使う事ができるので、おススメです。
プルージックコードで作る
ロープの端末で作る
1 赤ロープをメインロープとします。まずは、白いロープをメインロープの上にかけます。

2 メインロープに白ロープを上から2回巻き付けます。

3 次に、反対側に端末を持っていきます。

4 「2」では上から巻き付けたので、ここは下から2回巻き付けます。

5 形を整えます。

6 最後に半結びをかけて完成です。

ロープを折り返して作る
1 白いロープを真ん中で折り返して、両方の端末を通します。

2 「1」で通したロープに沿ってもう一度端末を通します。

3 赤いロープに2回巻き付けたら、整えて完成です。
※赤いロープは、消防用ホースや渡過線、懸垂線をイメージしてください。渡過線や懸垂線はダブルロープで活動するので実際は赤いロープは二本あります。注意してください。

注意すること
プルージック結びは、ロープが痛んでいたりすると強度が落ちて引っ張ったときにロープが破断してしまったり、間違えた結び方や使い方をしてしまうとケガや事故につながります。
結ぶ時は、力がかかっても大丈夫な場所か?
使い方は間違えていないか?
など、使うロープ、結び方、結ぶ場所、使い方を必ず確認するようにしましょう。
- 使うロープは痛んでいないか
- 結び方は間違えていないか
- 結ぶ場所は力が加わっても大丈夫か
- 使い方は間違えていないか
ほかにもさまざまなロープの結び方を紹介しています。
色々な結び方を組み合わせる事が出来るようになると、キャンプや日常生活のほかにも災害時など色々な時に役に立つことができます。
次の記事ではさまざまな結び方を紹介しています。ぜひ読んでみてください。