「“ヘルメット=ダサい”はもう昔。——今は“おしゃれで守る”時代です。」
自転車通勤、「ヘルメットまでは…」と思っていませんか?
朝の通勤ラッシュ、子どもの送り迎え、自転車で駅まで急ぐ——。
雨の日や風の日も、毎日を支えるシティサイクル(通称:ママチャリ)。
でも、最近増えているのが「ヘルメットしてる人」。
令和8年4月1日に道路交通法の一部が改正に伴い、自転車にも青切符等が導入されることで話題になり、官公庁でも自転車用のヘルメットを購入したところも多いようです。
ただ、自転車のヘルメットの着用は今回の法改正で追加されたわけではなく、もともと定められていました。
(自転車の運転者等の遵守事項)
第六十三条の十一 自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。引用元:e-Gov 道路交通法
こちら、努力義務なんで、違反しても刑罰や罰金等はありません。ただ、自分の命を守るための大切なものなので、努力義務だからいらない。と思わないでもらいたいと思います。
一方で、こんな声もよく聞きます。
「近場だし、ちょっとの距離だから大丈夫」
「ヘルメットかぶると、髪が崩れるし…」
実は、そんな“ちょっとした油断”が一番危険なんです。
自転車事故の約6割は、時速20km未満の低速走行中に発生しています。
令和4年の統計では、自転車の交通事故は年間で69,985件が発生し、6,659人の方が死亡または、重傷となっています。(参考:自転車関連交通事故の状況)
ヘルメットは「命を守る日常アイテム」。
しかも今は、通勤服にも合うおしゃれなデザインがたくさん登場しています。
安全もおしゃれも両立できる「通勤向けヘルメット」を選ぼう!
結論から言うと、「軽量・通気・デザイン」の3要素を兼ね備えた通勤用ヘルメットを選べば、見た目も快適さも犠牲にしなくてOKです。
特におすすめは、以下のようなタイプ
- スーツ・カジュアル両方に合う シティデザイン系
- 髪型が崩れにくい 内側クッション構造
- 夏でも蒸れにくい 通気性メッシュ仕様
最近は「見た目がキャップ」「麦わら帽子風」「通勤リュックと統一感がある」など、“ヘルメットっぽく見えない”モデルが人気です。
なぜ“自転車通勤でもヘルメット”が必要なのか?
万が一の転倒時、“地面の硬さ”は想像以上
歩道の段差や急ブレーキ、滑りやすい白線。
「ちょっと倒れただけ」でも、打ち所が悪いと命に関わります。
頭部を守ることは、家族を守ることでもあるのです。
2023年4月から「自転車ヘルメット着用努力義務」
警察庁によって、2023年からすべての自転車利用者にヘルメット着用が「努力義務化」。
罰則はありませんが、事故時に着用していなかった=過失割合が増えるケースも。
つまり、“努力義務”だとしても、着けないリスクは確実に存在します。
通勤服にもなじむ“シティデザイン”の進化
昔のような「競技用ゴツゴツ型」ではなく、今は「街乗りスタイル」に合うヘルメットが急増。
特に働くママ・パパ世代向けに、「カジュアル×安全」を両立したブランドが人気です。
子ども乗せにも。家族で“おそろい”
幼児乗せ自転車にお子さんを乗せる方は、自分が転倒したとき、子どもごと転ぶリスクがあります。
自身もヘルメットを被るのはもちろん、「お子さんにもヘルメットをかぶせる」をこと忘れないでください。
通勤・通学にもピッタリの自転車用ヘルメット3選
OGK KABUTO「キャンバススポーツ」
- 参考価格:6,200円
シンプルなデザインと全10色と豊富なカラーバリエーションが◎
あまりお金をかけたくないという方にもおすすめ。
当編集員も愛用しています。
通気性はありますが、春や秋の少し寒い時期でも頭が冷えにくいです。
Uvexの自転車用ヘルメット
- 参考価格:11,000円
Uvexのドイツ製自転車用ヘルメット
スポーティー過ぎないデザインなので、通勤・通学などのタウンユースにも使いやすい
GIRO「CORMICK MIPS」
- 参考価格:9,790円
重量:233g、後付けでショートバイザーも後付け可能で、パッドも取り外して洗うことが出来ます。
結論
自転車通勤にこそ、“見た目も安全も兼ね備えたヘルメット”を。
日常使いできる軽量&おしゃれタイプを選べば、「恥ずかしい」「面倒くさい」はすぐに消えます。
事故は一瞬。けれど、後悔は一生。
“備えながら楽しむ”通勤スタイルを、今日から始めてみませんか?
まとめ:ヘルメットは「未来へのお守り」
通勤中にすれ違う誰かも、あなたの大切な人かもしれません。
だからこそ、自分の安全を守ることは、周りへの優しさでもあります。
最初は違和感があっても、慣れたらむしろ「ないと不安」に。
自転車通勤の“新しい当たり前”として、ぜひ今日から一歩を踏み出してください。
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