エアコンをつける基準を決めている家庭はありますか?
前までは、我が家は特に決めていませんでした。
もちろん、夏にはつけるんですが、ジメジメジトジトする梅雨の時期につけるかつけないかでよくケンカしていました。
梅雨の時期ってエアコンつけると寒いし、つけないとジメジメしてしまって不快じゃないですか?
我が家は暑がりと寒がりの夫婦なのエアコンの温度設定でもケンカにしていました。
ただ、夏にエアコンをまったく使わないというのは大変キケン。
多少の我慢は出来ても、無理をしてしまって熱中症などになってしまっては取り返しのつかないことになりかねませんもんね。
エアコンの設定温度に悩んでいるみなさんにぜおすすめしたい記事です。
今年の夏を夫婦ケンカをしないで無事に乗り切るためにエアコンのルール決めてみてはいかがでしょうか。
日本の夏は高温多湿
そもそも、日本の夏は「高温多湿」なんですよね。
お風呂に入ってサッパリしてもすぐにベタベタしてしまいますよね。
それに、ぐっすり寝るためには、エアコンをつけたい。
けれど、エアコンの設定温度をめぐって夫婦ケンカになってしまう。
寝苦しい熱帯夜が続いて、睡眠をしっかりとれないと体調をくずしてしまいます。
適切な湿度は?
室内のてきせつな湿度は40~60%といわれています。
人間の体は、汗をかくことで身体から熱を奪って、体温を下げる働きをしてくれるのですが、湿度が高い環境では汗が蒸発しにくく、体温が下がりずらくなてしまうために暑く感じてしまうのです。
そして、暑さを感じる以外にも、生活環境の悪化として、カビの繁殖があります。
カビは、湿度60%をこえるあたりから活動しはじめて、湿度80%以上がつづくとたったの数週間でもカビが発生するともいわれています。
カビが原因で家具や家の内装がいたんでしまうおそれがあり、また、空気中をふゆうするカビの胞子を吸い込んでしまうことでアレルギー鼻炎などの健康面での被害をひきおこすおそれがあります。
では、湿度が40%以下になるとどうなるかというと、肌やのど、鼻の奥、目が乾燥してしまい粘膜をいためてしまうキケンもあります。
また、空気か乾燥することで、風邪やインフルエンザなどのウィルスがふゆうしやすくなり、体内に取り込むことで風邪を引きやすくなってしまいます。
60%以上だと
- 汗が蒸発しにくく暑くかんじてしまう。
- カビやダニが繁殖しやすくなる。
- カビが原因で家や家具がいたむ。
- 空気中にカビの胞子がふゆうし、それを吸い込むとアレルギー性鼻炎などの被害をひきおこすおそれがある。
40%以下だと
- 肌やのど、鼻の奥、目が乾燥してしまい粘膜を痛めてしまうキケンがある。
- 風邪やインフルエンザなどのウィルスがふゆうしやすくなり、風邪を引きやすくなる。
適切な温度は?
室内のてきせつな温度は26~28度といわれています。
温度については、低ければ快適にすごせるというものではなく、温度が26度でも湿度が高ければ暑く感じてしまいますし、温度が高くても湿度が低ければ心地よく感じます。
また、サーキュレーターなどで、室内の空気を動かすことで心地よく感じることができます。
ハワイに行ったこともある方はハワイを想像してみてください。
時期にもよりますが、ハワイは暑くてもカラッとしていませんでしたか?
暑くても心地よくすごせたの温度のほかにも湿度が関係しているのです。
適切な湿度設定と温度設定
湿度と温度の心地よい組み合わせは「高温低湿」といわれていて、湿度は50%程度がおすすめです。
湿度50%というと汗をかいてもさらっと乾く程度です。
設定温度を高めに設定をしておいても、設定湿度を下げて、サーキュレーターで部屋の空気を動かすことで快適にすごせるのではないでしょうか。
梅雨の時期
梅雨時期や湿度が高くジメっとしているけれど、気温はそこまで高くない「低温多湿」
冷房機能を使うと冷えすぎてしまいます。
湿度が60%以上で気温が28度以下の時期には冷房機能よりも除湿機能を使うことをおススメします。
除湿の種類
- 弱冷房除湿
- 再熱除湿
- ハイブリッド除湿
除湿の種類で何が違うかというと、部屋の湿度を外に出す仕組みは同じなんですが、部屋にもどってくるときの空気の温度が違います。
弱冷房除湿
湿った空気を取り込んで冷やすことで空気中に含まれる水分を集めます。そして、冷やした空気をそのまま部屋にもどします。
冷やした空気をそのまま室内にもどすために寒く感じることがあります。
再熱除湿
湿った空気を取り込んで冷やすことで空気中に含まれる水分を集めるまでは弱冷房除湿と一緒ですが、再熱除湿は冷やした空気を再度温めてから部屋にもどすので、部屋の温度は下げずに湿度のみを下げることができます。
ハイブリッド除湿
再熱除湿と同じく、冷やした空気を温めかた部屋にもどすのですが、「ハイブリッド除湿」は冷やした空気と室内の空気を混ぜ室温に近づけてから部屋にもどすので、消費電力は再熱除湿よりもかかりません。
消費電力は?
電気料金の値上げもあり、好き放題につけていては家計を直撃してしまいます。
ただ、エアコンをまったく使わないというのは体調面でとてもキケンなので、節電を心がけつつもエアコンを活用したほうがよいと思います。
気になる消費電力は、再熱除湿>冷房>弱冷房除湿≒ハイブリッド除湿となっています。
ただ、使用環境や設定温度、電力会社と契約しているプランでも電気代が異なりますのでご注意下さい。
まとめ
夏などの気温が高く、湿度も高い時
室内温度が28度以上で湿度も60%超えるほどの高い時は、冷房の設定温度を27度前後にして、湿度は50%程度にすることで快適に過ごせるのではないでしょうか。
もし、それでも暑いようであれば、サーキュレーターや扇風機で部屋全体の空気を動かしたりするのおススメです。
梅雨など気温が低くく、湿度が高い時
湿度が60%以上で気温が28度以下の時は冷房機能よりも除湿機能を使うことで快適に過ごせるのではないでしょうか。
冷房を使う場合、設定温度を高めにしても、湿度を低くすれば快適です、ぜひためしてみて下さい。
電気料金の値上げもあり、好き放題につけていては家計を直撃してしまいますので、節電を心がけたいと思います。
ですが、最近の夏の気温はとても高く、室内にいても熱中症や脱水症状になってしまうことも。
脱水状態では血液がドロドロになってしまい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増えるとも言われているので、無理な節電は控えたいところです。
エアコンの設定温度では旦那さんや奥さんの体感温度が違うことで、もめてしまうこともありますので、お互いが歩み寄れる範囲であらかじめルールを決めておくのも1つの方法ですよ。
ほかにも夫婦喧嘩をしたくない方への記事がありますので、ぜひ読んでください。