雪かきで腰を痛めない!正しいスコップの使い方と腰に優しい除雪のコツ

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冬の朝に待ち受ける「雪かき地獄」

冬の朝、外を見ると一面の銀世界。シーズンの初めは、「雪だなぁ」と何歳になってもちょっとわくわくします。

けれど、そのわくわくもすぐに「雪かきしないとだ」と変わる事が多いです。

雪国に住む人なら誰もが経験する「雪かき」という宿命。

雪かきは、れっきとした肉体労働ですよね。しかも、腰へのダメージが大きい。

実際、冬になると整形外科や整体には「雪かきで腰を痛めました」という人が増加するみたい。

私も過去に「ちょっと無理して雪をどかしたら、その日の夜に腰が痛くて動けなくなった」経験があります。

雪かきは、想像以上に「腰にくる」作業なんです。

雪かきで腰痛が多発する3つの原因

なぜ雪かきは腰を痛めやすいのか?大きく分けて3つの理由があります。

前かがみ姿勢が続く

スコップを持って雪をすくうと、自然と前かがみになります。

腰を曲げたままの姿勢で作業を続ければ、腰にかかる負担は倍増。

これは「デッドリフトを休憩なしで延々と繰り返す」ようなものです。

そりゃ、腰も痛くなりますよね。

雪そのものが重い

パウダースノーなら軽いですが、水分を含んだ雪や積もった雪はとんでもなく重い。

スコップ1杯で5〜7kgになることも珍しくありません。

知らず知らずのうちに「重さ×回数」が腰を直撃します。

冷えによる筋肉の硬直

寒さで筋肉が固まった状態のまま力を入れると、腰に強烈な負荷がかかります。

準備運動もせずにいきなり全力で雪かきを始めるのは、スポーツでいきなり全速力ダッシュするのと同じくらい危険です。

雪かきで腰を守る「正しい姿勢」

腰を痛めない雪かきの基本は「正しい姿勢」にあります。

  • 背筋をまっすぐに保つ
    腰から曲げるのではなく、膝を曲げてしゃがみ、腰は立てたまま雪をすくう。
  • 腰をひねらない
    雪を投げるときに腰だけひねると、一発で「グキッ」ときます。足を使って体ごと方向を変えるのが鉄則です。
  • 少量をこまめに処理する
    「男は黙って山盛り!」は危険。欲張らず、少しずつ。腰に優しいのは「小さな一歩」です。
  • 定期的にストレッチを挟む
    15分に一度、腰を反らしたり肩を回すだけでも違います。

実際、私は「どうせなら一気に終わらせたい!」と大雪をスコップに山盛りにした結果、腰が悲鳴を上げました。

雪かきに「無理は禁物」というのを痛感しました。

腰に優しいスコップの正しい使い方

道具の扱い方を変えるだけで腰への負担は大きく減ります。

  1. スコップの持ち方
    • 手の甲を上に向けて棒を握る。もう片方は手のひらが上を向くように柄の部分を持つ
    • 腕全体で支え、力を分散させる
  2. 雪のすくい方
    • 基本は「押す」動作。
    • 積もっていないようなら、すくって持ち上げるのではなく、雪をスライドさせて運ぶ
    • 積もっているようなら、スコップで三か所切れ目を入れて、下にスコップを差し込んで持ち上げる方法があるけれど、持ち上げるは、膝を曲げて太ももの筋肉を使う
  3. 投げるときの工夫
    • 遠くに飛ばさずに、近くに落とすように
    • 腰ではなく足で方向転換

正しい使い方は「力任せ」ではなく「合理的に」です。

腰を守る雪かきのコツと生活の知恵

姿勢とスコップの使い方に加えて、ちょっとした工夫で腰への負担を減らせます。

  • 雪はため込まず、こまめに片付ける
    一度に30cm積もった雪を片付けるのと、10cmを3回に分けて片付けるのでは負担が全然違います。
  • 腰やお腹を冷やさない
    カイロを腰に貼ると作業が楽になります。「雪かき前にストレッチ+カイロ」が私の定番セットです。
  • 分担して作業する
    一人で全部やろうとせず、家族と協力すれば体も楽。

雪かきに役立つ便利グッズ

腰痛予防の最大の味方は「道具」。雪かき用グッズは年々進化しています。

  • スノープッシャー
    雪を押して移動させる道具。持ち上げる必要がないので腰に優しい。私はほとんどこれを使っています。押すだけなので、腰を痛めることもなく楽に除雪できます。
  • 軽量アルミスコップ
    軽くて丈夫な「アルミスコップ」は雪国生活の強い味方。雪をサッとすくえる幅広設計で作業効率も抜群。鉄製に比べて扱いやすく、女性や高齢の方にもおすすめ。雪かきの負担を減らす必需品です。
  • 腰サポートベルト
    作業中の安定感が増して安心感抜群。
  • 除雪スプレー
    雪国の必需品「除雪スプレー」スコップに吹きかけるだけでスコップに雪が付くのを防いでくれる。朝の雪かきがぐっとラクに。

雪かき後のケアと“ご褒美タイム”

作業後の体のケアも忘れてはいけません。

  • ストレッチ:腰、太もも、肩をゆっくりほぐす
  • 入浴:温めて血流を良くし、疲労を回復
  • 水分補給:冬でも汗をかくので意外と脱水になります

私はよく「雪かき後のビールが最高!」と感じますが、本当はまずストレッチと水分補給が大事です。
ただ、雪かきで汗をかいた後の熱い風呂と冷えたビールは、冬のご褒美としては格別なんですよね…。

雪かきを「運動」として楽しむ発想

雪かき=苦行、と思うと気が重くなります。
でも「雪かき=無料のジム」と考えると少し気が楽になるかもしれません。

  • カロリー消費は1時間で約400kcal〜500kcal(軽いジョギング並み)
  • 筋トレ要素もあるので全身運動
  • 作業後の達成感はスポーツ以上

私の知人は「雪かきダイエット」と称して冬に2kg減量したことがあります。

もちろんやりすぎて腰を痛めないように注意は必要ですが、「運動になる」と思えば前向きに取り組めます。

まとめ

雪かきは腰痛と隣り合わせの大変な作業ですが、

  • 正しい姿勢(膝を使って腰は曲げない)
  • スコップの持ち方
  • 便利グッズを取り入れる
  • 雪かき後のケアを忘れない

この4つを意識すれば、腰を痛めずに済みます。
雪かきを「ただの苦行」から「ちょっとした運動」や「冬のイベント」として楽しむ工夫をすれば、毎年の冬も少し気楽になるはずです。

腰を守りつつ、安全第一でこの冬を乗り切りましょう!

この記事を書いた人
りんた

地方の田舎に暮らす旅行と本と文房具を愛する夫婦ブロガー。夫は、ITパスポート・危険物取扱者・第三級陸上特殊無線技士・熱中症予防管理者・小型車両系建設機械技能講習修了者。このブログでは、私(りん)をメインに、防災や夫婦ネタ、読書や文房具等の情報を発信しています。

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