今回はじめて新幹線を利用して、新潟から京都まで一人旅をしてきました。
普段、なかなか自分の時間を持つことができないけれど、いつかは一人旅に行ってみたいなと思っていました。
新幹線から見る窓の外に広がる景色を楽しみながら、心地よい新幹線での移動は、どこか新鮮で、懐かしくも忘れかけていた修学旅行のよう。
男一人旅を満喫することが出来ました。
京都に行くきっかけ
いつかは男一人旅をしてみたい!と考えていたけれど、どこに行きたいかと言われればどこにいきたいんだろう。
ただ、行きたいところがあるわけでもなく、新幹線に乗ってのんびりどこかに行きたいと思うくらいでなかなか踏み出せなかったんですよね
けれど、俵屋宗達を題材にした原田マハさんの「風神雷神」を読みおわって
実在したけれど、いつ生まれていつ亡くなったのかがはっきりしない、俵屋宗達
彼が描いた国宝「風神雷神図屛風」を実際に、自分の目で見てみたい!と思いました。
調べてみたら京都国立博物館に展示されていることが分かりました。
新潟から京都までなら、新幹線で一泊二日でいけるという条件にもピッタリなので京都に行くことに決めました。
北陸新幹線と東海道新幹線
場所は決まったので、次にどうやって行くかを決めます。
新潟から京都に行くには、北陸新幹線を使うルートと東海道新幹線を使うルートがあるみたい。
どっちから行くか迷ったけれど、私が愛用している、トラベラーズノートのショップが東京駅にあるので、東京駅経由で行くことに。
行く場所も決まって、行くルートも決まった。
ホテルと新幹線
泊まるホテルと時間の新幹線で行くか。
新幹線のチケットとホテルを別々予約する事も考えたけれど、ジェイアール東海ツアーズの新幹線チケットとホテルがセットになったプランがお得だったので、こちらのサイトで予約。
新幹線の指定席チケットは1ヶ月前からの販売だそうで、予約する段階ではまだ販売されていなかったから第三希望まで入力してひとまずは仮予約完了
出発の1ヶ月前に希望する時間の新幹線チケットが手配されたとメールで連絡がくる
1日目は京都駅に着くのが12:51【からすま京都ホテル】に宿泊
2日目は、京都駅を出発するのが15:36
京都の滞在時間は約27時間
あとは、このタイムスケジュールでどうやって観光するか。
京都の移動はバスが便利のようだけど、オーバーツーリズムでバスに乗るにもかなり待つようなので運動をかねてあえて徒歩移動、万が一のときにはタクシーにしました。
今回観光で行った場所
旅行を計画してからワクワクが止まらない。
初めての一人旅。見たいものがあって行きたいところがある。
新幹線に乗るのも何年ぶりだろう。京都に行ったら何を食べよう。
京都の雰囲気ってどんなだろう。と、いろいろ想像しているうちに旅行当日
6時に起きて、上越新幹線で予定とおり東京駅に到着。
自分でも驚いたけれど、新幹線でかるく乗り物酔いしてしまった。
何年かぶりの東京駅は海外から来たであろう観光客がたくさんいて、ちょっとした海外旅行のよう。
上越新幹線から東海道新幹線の乗り換えは、乗り遅れたらどうしようと思っていたけれど、事前にYouTubeで確認しておいたからスムーズにいけて余裕で間に合った。
ここで、車内で飲むためにつまみとビールを購入。
ゆっくりお酒を楽しめて、普段乗らない新幹線に乗っての旅行はとても楽しい。
行きはグリーン車だったのでゆっくりと過ごすことができてとても快適にすごせた。ちなみに普通車の方は、通路にも人がたくさんでとても混んでいた。
降りたときの第一印象は、ハワイみたいな匂いがする。ってこと
甘い匂いが充満していて、なぜだろうと周りを見てみると、海外からの観光客の人たちがたくさん。その人達の香水の匂いだったみたい。
京都駅はとにかく、海外の観光客が多い。タクシーに乗るにも何十人も並んでいて、バスに乗るにも行列ができていた。
海外の方が多すぎて日本じゃないみたい。
そんな様子を横目にまずは、今回の旅行のメインである俵屋宗達の「風神雷神図屛風」を見に京都国立博物館へ向かう。
初めての土地を一人で歩くのは、不安と楽しさが入り混じってわくわく。
この道であってるのかなぁと思いながら、たまにスマホで自分の場所を確認しながら進む。
目に映るものすべてが新鮮で刺激になります。
京都国立博物館
京都駅から歩いて約20分で到着。
おー着いた!と心の中でガッツポーズ。どうやら、特別展を開催しているよう。
特別展?まさか、常設の展示してないとかないよね?と不安に。
場所や開館時間は調べていたけれど、それ以上の事は調べないようにしていたのがマズかったかなぁとちょっと後悔。
たぶん大丈夫でしょ!と自分に言い聞かせていざ入館。

右手に現れた明治古都館(改修工事中)を眺めつつ、平成知新館に向かう。
まずは、特別展を堪能、見ごたえのある内容
しっかり見せてもらったから次はお目当ての常設展示の場所を探すけれど見つからない。
違う建物でもあるのかなぁと思いながら館内の係の方に確認すると、
「特別展の開催中は常設の展示物は別のところに保管しているので、観れないんです。」
とのこと
今回の旅のメインは俵屋宗達の「風神雷神図屛風」を実際に見ること。
なんとしても外せないのがこの京都国立博物館
だから真っ先に来たけれど、特別展の間は常設展示は行っていないとの驚愕の事実。
「あ、、、、そうなんですね。ありがとうございました。」
と伝えて、お土産コーナーに置いてあった風神雷神図屛風のポストカードを眺める。
ちゃんと調べてくればよかったなぁと思ったけれど、気にしてても仕方がないので
まぁいっかと諦めて、次は向かいにある三十三間堂に向かうことに
三十三間堂

三十三間堂は通し矢をしていたくらいの知識しかなく、お堂に行くと千体を超える千手観音像と二十八部衆像や風神雷神像などの、国宝ラッシュと圧巻
しかもケースに入っているわけでもなく、すぐ目の前にある国宝にドキドキしながらゆっくりと進んでいく
ちなみに、この千体ある千手観音像中に自分の顔に似ている千手観音像がいるらしいけれど、探し出せる自信がない。
お堂の途中で御朱印をいただく
拝観時間(受付は閉門の30分前)
- 4月1日~11月15日:8時30分~17時
- 11月16日~3月31日:9時~16時
拝観料(当時)
- 大人600円
- 中高生400円
- 小学生300円
三十三間堂から、ホテルまでは歩いて40分程かかるようなので、タクシーで向かうことに
からすま京都ホテル
タクシーでホテルに向かう途中、ドライバーの方から
「二条城のライトアップがとてもきれいなのでおススメですよ!」
と教えてもらい、行けるか考えたけれど、夜から先斗町に行こうと思っていたので残念ながら諦めました。
ちなみに今回利用させてもらったタクシーのドライバーさんは外国の方とのこと。
日本語も流暢に話していたのでまったく気が付かなかったけれど、最近は外国の方のタクシードライバーさんが多いそうです。
ぼんやりと街並みを眺めつつ、ホテルに到着。
1階にテラス席のあるスターバックスコーヒーがあり、海外の方がテラス席でコーヒーを楽しんでいる光景に、海外旅行な気分だなぁと
ホテルの部屋は丁度よい広さ。
アメニティグッズは1階に置いてあるのでそこから必要な分だけをもらう形式だった。
チェックインを済ませてホテルに荷物を置いて少し休憩。
このままごろごろしていたら寝てしまいそうなので、いざ新風館へ!
新風館
新風館は大正時代の電話局舎を活用されているだけでなく、室町時代の庭園石組みが再現されているそう
そんな新風館には、トラベラーズファクトリーのお店があります。
トラベラーズファクトリーは私が愛用しているトラベラーズノートの直営店
トラベラーズファクトリーの店舗4店(2025年2月現在)
- 中目黒
- 東京駅
- 京都
- 成田空港
私の住んでいるところにはトラベラーズファクトリーのお店がない。
たまに文房具店で売られているのを見つけて、購入することもあるけれど、メインはオンラインショップ
なので、実際に手に取って選べるトラベラーズファクトリーは魅力的
無事、新風館について1階にあるお店にいざ入店
チャームやステッカー、スタンプ、リフィルがこれでもかと目に入ってくる。
欲を言えば全部ほしい。
京都オリジナルのチャームやリフィルまである。
全部買いたいけれど、さすがに全部は買うには予算オーバーなので、京都限定チャームと革のブックカバーを購入
先斗町
次に向かったのは、先斗町
この時、夕方の5時位。
鴨川に近づくにつれて、観光客が多くなってくる。
京都ってずっとこんなに人が多いのかと思いながら歩いていくけれど、進むのも難しくなるくらいの人の多さ。
地元の祭りでもこんなに人いない。
なのに京都は祭りでもないのにこの人出である。
先斗町は、想像して感じと違って道幅がとても狭い、3人横並びになったらすれ違うこともできない位
これが昔の京都の作りなのかなぁ。
と考えながら、歩く。
ここもまた海外の観光客が多い。恐るべし京都
清水寺
先斗町を後にして、清水寺に向かってみたけれど、どんどん人が多くなってきてなかなか進まなくなってくる。

日も暮れてきて、夕食を予約した店に行く時間が迫ってきたので、清水寺は諦めてお店に向かう。
タクシーに乗ろうとしたけれど、渋滞していて全然進んでいない。
歩いたほうが早そうだ。
京都の焼き鳥
旅の愉しみのひとつは食事
なるべくならご当地の美味しいものを食べたい。という事で、京都に住んでいたことのある職場の先輩に聞くと、京都は焼き鳥が美味しい。とのこと
どこに行こうかと考えてみて、知らない町で飲んで長い距離を歩くのは嫌だったのでホテルから近くかつ、口コミを参考にした結果、「京都 炭火串焼 つじや 四条御幸町店」にお邪魔してみた。
写真を撮ろうと思っていたのに、すっかり忘れてしまうくらい美味しい。

炭火焼のいい匂いとカリカリジュワっとくる焼き鳥が美味くてビールがすすむ。これ以上飲むと酔っぱらって醜態をさらしてしまう恐れがあったので、ほどほどにして退店。
料金もリーズナブルでまたこれたら来たいなと思えたほどのお店。
京都は観光客が多いので飲食店を利用するときは、ぜひ予約しておくことをおススメします。
※ちなみに、この翌年に京都に来たけれどまた、お邪魔しました。この時も美味しかった。
そのままホテルに戻って就寝。
元離宮二条城
2日目は、朝8時半にチェックアウト。
徒歩で二条城まで向かう。
今日も晴れていて気持ちのよい朝。
歩いていくと、真っ白な城壁の二条城が現れた。
ホテルから二条城まで約30分で到着。
デカいというか、デカい。デカすぎる。

そういえばいままでお城を見たことがなかったけれど、城ってこんなに大きいのか。

二の丸御殿観覧券と入城券で1,300円(2025年2月現在)を支払っていざ入城
砂利が敷いてある敷地内を散策して、二の丸御殿の中をじっくり見学
最後にお土産売り場で抹茶ビールを飲みながら少し休憩
2時間くらい滞在して、京都駅へ
京都駅から新幹線に乗って帰ってきました。
途中、富士山見えるかな?と思ったけれど、いつの間にか寝てしまっていて気が付いたら東京駅の手前。
しかも日も落ちていて、都会のネオンにウットリしている間に東京駅に到着。
東京駅を散策して、気が付いたら新潟行きの新幹線の発車の時間が近づいてきたので、ホームへ。
東京駅から新潟へ帰る新幹線の車内はとても静かで、これで旅行終わっちゃったなぁ。と少し寂しい気持ちに。
今回、はじめての男一人旅ではじめて新幹線て京都に行くというはじめてづくしの旅行でした。
不安もあったけれど、俵屋宗達の風神雷神図屏風がまさかの展示されていないというトラブルもありましたが、とても楽しめました。
一人旅で不安だったこと
行く前まで不安だったこと
- 無事に目的地に着けるのか
- 観光地に一人で浮かないか
- 食事を一人で楽しめるか
目的地に着けるのか
いままで、旅行に行くとしたら妻や子供たちと皆で行くことばかり。知らない土地に行くことや一人旅やましてや一人旅をしたこもありませんでした。
今回初めて、新幹線での知らない土地にへの一人旅で予定とおり目的に着けるかなぁ。など不安があったけれど、実際に行ってみれば、新幹線の乗り換えも迷うこともありませんでした。
旅先の移動は徒歩メインだったのでたとえ道に迷っても景色を楽しみながらブラブラできて色々な風景を楽しむことが出来ました。
一人で浮かないか
これは、実際に行ってみるとまったく感じませんでした。
この人一人なのかなぁなんて誰も見ていないし、思ってもいないと思います。
見たいものを見て、楽しみたい事を楽しむ。
自分の行きたいところ、見たいもを楽しんでいるので、とても充実していました。
食事を一人で楽しめるのか
私は普段から一人焼肉など行きます。ただ、旅先だと心細くなっちゃうかなぁなんて考えましたが、普段とおり楽しめちゃいました。
ただ、美味しいものを食べていると、これを妻に食べさせてあげたいな。とか子供に食べさせてあげたいな。とかは考えました。
将来、子供が大きくなったらまた家族で来たいな。と家族を連れてきたい場所を見つけることができました。
男には一人の時間もおすすめ
家族で楽しむ旅行はも大切ですが、数年に一回は一で知らない土地を歩く男ひとり人旅にまた行きたいと思います。