掃除機とほうきどっちを選ぶ
皆さん、掃除というとパッと頭に浮かぶのは掃除機だと思います。
それに、今は自動で掃除してくれる掃除機ロボットも販売されていて、多くの方が使われていることと思います。
掃除機ロボットの利点は何と言っても、外出している時に掃除してくれる事、自動で掃除してくれるから自分で掃除する必要がない事ですよね。
ただ、家計に余裕があるお家は良いのかもしれませんが、我が家は家計に余裕があるわけでもない一般家庭。
以前は掃除機を使っていましたが、今は、ほうき一択です。
理由は、電気代がかからず、静かに掃除が出来て、買い替えることになっても安価、そんなエコなほうきを使わない手はないと考えたからです。
フローリングでほうきを使うメリット
我が家はリビングもダイニングもフローリングで、ちびっ子が食事をすればダイニングテーブルの下には、ご飯粒が落ち、パンを食べればパンくずが散らばっています。
フローリング床ののリビングには、工作の時にでた紙くずや色塗りの時に折れてしまった色鉛筆の先端が落ちていたり、おもちゃやブロックが散乱しています。
静かに掃除をすることができる
我が家の掃除は、子供がお昼寝をしている時間帯にしているので、せっかく寝かし付けたのに大きな音で起こしてしまったら子供の機嫌は悪いは部屋は汚いはでゆっくり過ごす時間も無くなってしまいます。
ほうきは掃くだけで、子供が起きるほどの音を出すことがないので、子供はたっぷりお昼寝することが出来て、部屋をきれいにすることも出来ます。
ほうきで掃くとご飯粒が潰れにくい
小さい子供はハシやスプーンがうまく使えなくてご飯をこぼしがち。うちも食事のあとはフローリングにご飯粒がかなり落ちています。
そして、そのご飯粒ちゃんが、子供の服にくっ付いて家中のいろんなところに落ちていて、そのご飯粒に気付かないで掃除機で潰してしまうとなかなか取れないんです。
ほうきで掃くとご飯粒は潰すことなく掃除することが出来るので掃除の手間が減らすことが出来ます。
狭いところのゴミをきれいに掃き出せる
洗濯機と壁の間、トイレと壁の間だったり、フローリンワイパーや掃除機のヘッドが入らないところって意外とあってホコリやゴミが溜まりがち。
ほうきだとこんなせまい間にもスッと入れられササっとホコリやゴミをはき出せます。
フローリングに光沢が出てくる
棕櫚には天然油分が含まれているそうで、これがワックスのような効果を発揮し、棕櫚ほうきで掃くとフローリングに光沢がでてくるといわれています。
私は、棕櫚(しゅろ)ほうきではなく、ほうき草のほうきを使っているにも関わらず、フローリングに光沢がでてきたような感じがするので、棕櫚(しゅろ)ほうきを使うともっと光沢がでてくるのではないでしょうか。
小さいおもちゃの部品やブロックが無くならない
掃除機で掃除していると、いつの間にかなくなっていて小さいブロックやおもちゃの部品。掃除機をかける前によく確認したはずなのに、ソファーの下や柄物のカーペットに落ちているとなおの事気付かずに吸い込んでしまってなくなってしまうんですよね。
ほうきで掃いて最後、ちり取りに入れるときに見つけることが出来て、なくなりにくいんです。小さい部品ってなんで家具の下の少し奥のほうに入っているのか。不思議です。
フローリングで使えるほうきの種類
フローリングの掃除で一番気になるのって傷を付けないようにってことじゃないですか?傷を付けないほうきの種類は主に2種類で「棕櫚(しゅろ)を使った棕櫚ほうき」と「ほうき草を使ったほうき」です。
棕櫚(しゅろ)ほうき
弾力があり柔らかいので床を傷つけにくくなっています。
棕櫚には天然の油分を含んでいるということで、棕櫚ほうきで使い続けていくとフローリングにツヤが出てきます。
ほうき草ほうき
ほうき草は、しっかり掃き出すことができるので、畳やフローリングなど家の中のさまざまな場所の掃除に適しています。
ほうきの穂先はこうなっている
ほうき草をほうきの穂先を見てみると、細い枝で出来ていて、柔らかすぎず、しなやかで弾力があります。
この穂先がフローリングの継ぎ目や溝に入っているゴミや髪の毛、ホコリを掃き出してくれるんです。
掃くときにほうきを強く押し付けてしまうと、穂先を痛めてしまったりゴミが舞い上がってしまうので優しく撫でるように掃いてみてください。
ほうきの保管方法
ほうきの保管で気を付けたいところは、穂先です。床に立てて置くと穂先に変なクセがついてしまいますので、壁にかけるなどして、穂先に変なクセがつかないように保管するようにしましょう。
ほうきの穂先にクセがついてしまうと掃いていても、うまく掃けなかったり、ごみを舞い散らせてしまうこともあります。
【ほうき】は小さい子供のいる家庭にもおすすめ
ちびっ子がいる我が家の掃除をするタイミングは子どもがお昼寝をしている時間帯です。
なぜなら、子供が起きていると、どんなに片付けても、片っ端からおもちゃを出してくるから。
んでもって、お昼寝している時間帯に掃除をするとなると重要な対策が音対策。
掃除機ってどうしてもモーターやヘッドが床を動くので音が出てしまうんですよね、そこで考えた結果、ほうきを使うことにしました。
ほうきの豆知識
ほうきは、掃除の道具以外にも神聖なものとして考えられ、神様が宿るといわれています。
おまじないのひとつに、早く帰ってほしい長居するお客さんがいる時は、ほうきを逆さに立てると帰ってくれるというものがあります。
箒は掃除の道具としてだけでなく、古くから神聖なものとして考えられ、箒神〔ははきがみ〕という神様が宿ると言わています。箒神とは、産神〔うぶがみ〕(出産に関する神)の一つです。掃く、掃き出すという行為が、出産と結びつき、妊婦のおなかを新しい箒でなでると安産になると言われたり、玄関に逆さに箒を立てることで、長居の客を帰す(家から掃き出す)というおまじないもあります。また、神聖なものですから、またぐと罰が当たるという言い伝えもある、なんとも神秘的な背景を持つ道具です。
引用元:日本文化いろは辞典